協賛企業様とともに14年前から毎年、県内の児童福祉施設の子どもたちに絵本を贈る取り組みを続けています。 絵本は子どもたちの豊かな情操を育てます。絵本に日常的に接することで、創造力や表現力あふれる子どもに育ってほしい。そんな願いを込めて、私たちは絵本を贈ります。
2022年3月6日(日)信濃毎日新聞 30段
ずっと協賛企業様とともに続けてきた企画ですが「個人のみなさまの善意」を子ども達に届けられないかと思いCF信州に参加。児童福祉施設で暮らす子ども達の未来のため、ご支援をお願いいたします。
施設によって子ども達の人数・年齢も様々。そこで絵本の他に「施設の希望する教材」、図鑑・教育本・辞書・DVDなどを贈ります。
贈り先は、県内21の児童養護施設・乳児院。親の死亡や病気・離婚・家出、被虐待、婚外子、経済的事情など、さまざまな事情で家庭での養育が困難な乳幼児・児童を預り、自立を支援することを目的とする施設です。
昨年2022年3月28日(月)、伊那市東春近の児童養護施設「たかずやの里」で、協賛企業を代表して株式会社キタノヤ電器(伊那市)の北原國人会長が、代表施設たかずやの里(伊那市)に目録を届けました。
「今からお姉さんが読むお話を、楽しんでくださいね」「はーい!」。2月9日、長野市屋島の児童養護施設「三帰寮」を訪ねた長野放送(NBS)アナウンサーの毛織華澄(もおりかすみ)さん=写真=が呼びかけると、ここで生活する2~6歳の子どもたち7人が元気な声で答えました。
絵本「あさえとちいさいいもうと」と紙芝居「ずーっとともだち」を読んでくれた毛織さんの声は、ふだんテレビ越しで聴くのと少し違って、とてもやわらかく響きます。子どもたちは身を乗り出して絵本を眺め、お話に聞き入っていました。
寮長の野中宣彦さんは「今日はふだん以上に集中していましたね。大人からの優しさや愛情が伝わり、子どもたちを安らかな気持ちにさせるのも、絵本の力です」と話していました。
長野放送(NBS)アナウンサー 毛織華澄さん
長野市松代町東条の児童養護施設「松代福祉寮」に2月10日、長野放送(NBS)アナウンサーの吉岡麗(うらら)
さん=写真=が訪れ、絵本の読み聞かせをしました。2~9歳の子どもたちが14人、始まるのが待ち切れないといった様子で続々とプレイルームに集まりました。 絵本は、子どもの成長にとても大きな役割を果たします。例えば、登場する人物やキャラクターの言動は、さまざまな感情に対する対処の仕方を教えてくれます。また、たくさんの種類がある絵本の中から自分の読みたいものを選ぶという行為は、子どもたちが自分の興味・関心と向き合うことであり、将来の進路選択にもつながります。
何より貴重なのは、お話の中身以上に、絵本を読んでくれた人の表情やぬくもりなど、幸せな時間を過ごした記憶がずっと心の中に残ることです。絵本を通して、近しい大人と時間や経験を共有できると、子どもたちの情緒は安定し、集中力や創造性が伸び伸びと養われていきます。
保育園などでの実習で絵本の読み聞かせをすると、子どもたちの素直な感情表現に私もうれしくなり、もっと反応してもらおうと読み方を工夫します。そこにコミュニケーションが生まれ、お話が子どもたちの心に残って、生活の中のいろいろな場面で「絵本で見たこと」が生きてくるように思います。
私はこの学校で、保育士になるために学びながら、絵本の力をもっと子どもたちの育ちに生かせるよう「認定絵本士」の資格取得も目指しています。絵本は幅広い年齢層の方が楽しめるもの。いずれは幼児教育の現場だけでなく、社会のさまざまな場所で絵本の魅力を生かす活動もしたいと考えています。
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プロジェクトオーナー
アド・コマーシャル株式会社