「熊本城復興城主」に「信濃の国」が名乗りをあげる!
平成28年4月14日の熊本地震発生から1年が経ちました。一日も早い復興のため、信州から熊本を応援するプロジェクトを実施します。新聞でも大きく報道された熊本城の甚大な被害。早期復旧のために全国からの支援の窓口となった「復興城主」制度。信濃毎日新聞社は、広く県民読者に呼びかけて「熊本城復興城主」に「信濃の国」の名乗りを上げることにしました。

熊本地震による被害の様子 熊本城石門(熊本城総合事務所提供)
●江戸、加藤清正が松本城を訪れる
熊本城と信州は、江戸時代に熊本城主加藤清正が松本城を訪れたと言われるご縁があります。松本城を築城した石川康長は加藤清正をもてなし、土産として馬二頭を連れてきて一頭を選ぶように言いました。清正は、馬の目利きとしての康長の立場と、どちらかを選ぶことで馬を見る目を評価されてしまう自身の立場を鑑み、二頭とも連れて帰ることにしました。その馬をつないでいたとされる「駒つなぎの桜」が、代替わりをしながら今も松本城で花を咲かせています。
●明治、市民の手で松本城を守り抜く
明治になり新政府の方針で松本城は売却・取り壊しの危機に。この時、城下にある下横田町副戸長の市川量造氏は、本丸・天守で博覧会を開催することを県に提案しました。市川は資金集めに奔走し、松本城を借り受け、博覧会の開催にこぎつけました。博覧会は4年間で5回開催され、入場料収入などによって松本城は買い戻されました。それだけでなく、博覧会を通じて多くの市民が天守を訪れ松本城への関心が高まりました。これらの活動によって、松本城は取り壊しを免れたのです。
その後松本城は、経年劣化によって外装が傷み、土台の柱が腐り、天守に傾きが生じるまでになってしまいました。この頃、二の丸に校舎があった長野県松本中学校が、本丸の敷地を運動場として使用することに。その過程で松本城に対する市民の思いを知った初代校長の小林有也氏は、廃れかかった天守の修理保存活動を始めることを決意。「松本天守閣保存会」を発足させ、多くの市民から寄付金を募り、途中日露戦争をはさんで11年に及ぶ修理工事を実現させたのです。

明治時代、修理前の松本城(松本城管理事務所提供)
●平成、信州から熊本城を救おう!
信州は松本城を市民の力で守り抜いてきました。そして平成、加藤清正を通じたご縁のある熊本城を救うために、再び信州の市民の力を合わせることを呼びかけます。
広く県民の皆様からのご賛同を募り、熊本城復旧のために寄付をすると城主証が発行される制度「熊本城復興城主」に、信州の市民有志として「信濃の国」の名前を登録します。
熊本城復興のために「城主 信濃の国」として名乗りをあげるプロジェクトにご協力ください。
熊本城復旧工事の様子(熊本城総合事務所提供)
●お礼の品は、くまモングッズ
ご支援は一口1000円から募集しています。一口につき、お礼の品1点をお選びください。お礼の品は、くまモングッズA~Eの5種類。二口だったら2種類、三口だったら3種類お選びいただけます。全部のグッズが気になってしまった方は、一口5000円の「全部入り」をお選びください。お礼の品の発送は7月頃になります。熊本城が発行する「城主 信濃の国」と記載された「城主証」の写しも一緒にお送りします。
※お送りする商品は、写真とは異なる絵柄のものになることがあります。
クラウドファンディングをご利用できない方は、FAXでお申し込みください。「熊本城復興城主」に応募の旨と、ご支援口数、お礼の品のコース、お名前、郵便番号、住所、電話番号を記入して下記宛てに送信してください。ゆうちょ銀行の払い込み用紙をお送りしますのでお支払の手続きをお願いします。お礼の品の発送は7月頃になります。
FAX026-238-0007
お問い合わせは、信濃毎日新聞社広告部 熊本城復興城主係
TEL026-236-3333(9:30~17:00、土日祝除く)

プロジェクトオーナー
信濃毎日新聞社 広告部