第22回まつもと演劇祭をご支援ください

第22回まつもと演劇祭支援プロジェクト
プロジェクトオーナー

第22回まつもと演劇祭実行委員会

イベント 文化・芸術

109%

  • 現在
  • ¥874,000
  • 目標金額
  • ¥800,000
  • 購入口数
  • 116口
  • 残り日数
  • 終了
このプロジェクトは2017年9月4日(月)までに、
800,000円以上集まった場合に成立となります。

足掛け30年!歯を食いしばって頑張っている全国地域劇団の祭典「第22回まつもと演劇祭」を一緒に成功させて下さい。

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※第20回、フラフーパー(鳥取)

まつもと演劇祭とは?

 今から30年前の1987年、松本市市政施行80周年記念事業として、「松本現代演劇フェスティバル」が松本市のあがたの森文化会館を中心に行われました。
当時はまだまだそれほど世間一般の認知がなかった現代演劇にスポットを当て、今でこそ「こんなメンツがよく集まった」と思われるような方々を招いて大々的に実施し、大成功を収めました。



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※第1回松本現代演劇フェスティバルポスター

そして、それから9年目、「まつもと現代演劇フェスティバル」改め「まつもと演劇フェスティバル」は力尽きました・・
原因は、資金難と関係者の疲弊。
まさに現代の地域文化を象徴するような形での終焉でした。
しかしながら、この一大イベントは松本の街に大きな財産を残しました。それは多くの地域劇団です。

まつもと演劇祭へバトンは受け継がれた

  演劇フェスティバル終了からわずかに1年で地元に育った劇団は結束し、自分たちを育ててくれた、そして多くの優れた演劇を松本で見せてくれた演劇フェスティバルを復活させるべく動き出しました。

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※第1回松本アマチュア演劇祭ポスター

 
第1回松本アマチュア演劇祭の開催です。
3団体、3つの同時公演からの再出発は始まったのです。

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※第20回 空想≠カニバル+劇空間夢幻工房

20回の節目で「全国地域劇団の祭典へ」大進化

それから20年演劇祭は様々な紆余曲折を経て「まつもと演劇祭」へ。そしてその中身も「全国地域の劇団を招いて、地元劇団と共演する一大演劇イベント」「全ての会場を歩いて回れる週末演劇祭」「週末多会場、同時多発」という画期的なコンセプトで20回を経て大変身いたしました。

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※第20回 幻想劇場◎経帷子


ことに全国の地域劇団を招いて、地元劇団と共演するというスタイルは話題を呼び、入場者数も一機に2000人台に達しました。

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第20回 双身機関(愛知)
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第20回 レトロチック演劇倶楽部バンビちゃん'S(長野市)
 

危機は再び・・

まつもと演劇祭はもう一つ重要なコンセプトがあります。それは「少しでも格安に、多くの方々に、観劇の機会を」というもの。
そのため全公演が自由に観られる「共通パスポート」を発行。しかも驚きの一般前売り価格¥2000を打ち出し実行してまいりました。
運営経費を節約するために、なるべく自分たちで出来うる限りを行い、会場整理などはボランティアを募り、会場経費も頼み込んで大幅に減額していただいたりしながら多くの方々のご支援によりなんとかかんとかやってきたのが現状です。また、行政の支援も受けるべく、様々な方面に補助をお願いしたり、協賛をお願いしたりして参りました。
しかしながら、やはり限界はやってきます。文化庁関連の補助金は打ち切られ、企業協賛などもままならないうちに毎年の赤字は続き、さすがにこのままでは実施が難しいというところまで追い詰められてきたのです。
そこで苦渋の選択として、共通パスポートの値上げを今年は実施いたします。今年は一般¥2000→¥3000、学生¥1000→1500といたしました。
ですが、やはり現状資金は足りておりません。

地域に演劇は、不要でしょうか?

 
 
我が国では、さまざまな分野で中央一辺倒になりつつあります。ことに芸術・文化分野において顕著であろうと思います。演劇はその最たるもので、在京の劇団は日本の9割を占めると言われており、中央偏重の見本です。
では、地方において演劇は存在価値がないのでしょうか?
私たちは、演劇の持つ大きな可能性を信じています。
今後2020年から大学入試センター試験が一変し、暗記による「知能・知識」の評価だけではなく、「思考力・コミュニケーション・表現力」などが問われるものになる予定です。これこそ演劇の持つ要素そのものであり、現在すでに演劇の手法を取り入れ始めている学校も中央では現れ始めているのです。
演劇を見ること、そして舞台に上がること、演劇を学ぶこと、そのことを通じて多くの国民が一様に文化的、芸術的な素養を深めることは必要とされているのです。これは中央一辺倒でよいわけがなく、全国民が等しく享受できるものであるべきです。
欧米では一流の大学にはほとんど演劇学部が存在し、著名な経営者でも演劇学科出身の方がおります。またハリウッド俳優はすべからく大学で演劇を学んでいることが知られています。
今後ますます演劇の要素が社会に必要とされるでしょう。
そんな中私たちは、15年にわたって一般の方々を中心に演劇のワークショップを開催し続け、その終了者で作りあがる劇団「ごったに」の公演を演劇祭の場で披露し続けて参りました。こういった活動を通じて演劇をより多くの方々に知っていただく事を目指してきたのです。
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※第20回 ワークショップ出身劇団「ごったに」

 

そして全国の演劇関係者も注目。今年の内容は?

  全国の地域劇団は今、とても頑張っています。
戯曲の芥川賞と呼ばれる「岸田戯曲賞」の2016年度最終候補8作品のうち、2候補の劇団「オイスターズ(愛知)」「趣向(神奈川)」が今年のまつもと演劇祭の登場します。
さらに日本劇団協議会が主催する「日本の劇 2016」の最優秀作品作者くるみざわしん氏の劇団「光の領地(大阪)」も出演決定しました。これらの方々はみな「地域」で活動されている方々です。
今、日本の演劇のフロントラインはすでに中央から地域へと変貌していたのです。そのことを象徴する劇団も今年は参加いたします。「ユニークポイント(静岡)」中央での活動を終了し、地元静岡県藤枝市に活動拠点を移して活動しています。また人形とわが身を共演させる珍しいスタイルの「綾乃テン」も参加が決まりました。もちろん迎え撃つ地元劇団も負けておりません。上田市から初参加「モカイコZ」、長野市から二回目の参加「空想≠カニバル」そして毎年の常連「幻想劇場◎経帷子(松本市)」、これも常連、今年はキャストも増やして参加「劇団タヌキ王国ユナイテッド」、そしてワークショップ出身者の劇団「HOME」
いかがでしょうか?これだけの劇団が一堂に会して、9月23,24日の二日間、5会場で40公演近くを行うのです。関係者でなくとも注目せざる負えないラインナップです。

皆様の心からのご支援をお願い致します。

ご紹介いたしました通り、第22回まつもと演劇祭は、観劇していただいた多くの方々の心を打ち、何かを残すそんなイベントとなるでしょう。ぜひ私たちにお力をお貸しください。
現状では、スタッフに弁当を配ることもできず、遠路やってきた劇団を楽屋に宿泊させて、本当に苦しい運営をなんとかしたいのです。
皆様の心からのご支援によって「第22回まつもと演劇祭」をもっと素晴らしいイベントに、我が国を代表する演劇祭に押し上げていただけませんでしょうか?
地域の力、そして演劇の力を信じて止まない多くの方々のご支援をお待ちしております。
よろしくお願いいたします。