初めまして、私は長野県の伊那谷の山の麓で小さな小さなログハウスレストランを経営している片桐と言います。普段は「手打ち蕎麦」とご当地グルメである「ソースカツ丼」、ディナーは旬の地元食材を中心としたコース料理を山の丘で提供することを生業としております。
ただ当店も、このコロナショックに漏れなく多大な影響を受け、前年の8割の売上ダウン。このコロナ禍で借入れたつなぎ融資は1500万、現在預金残高1900万、1月から7月までの赤字総額700万(毎月平均で約130万ずつの赤字)、春の歓送迎会が消滅し、夏の暑気払いも消滅し、年末の忘年会もおそらく消滅する予想のピンチの真っ只中にいます!
ただ、今は悩む時期は終わり、残す余力を見据えて今出来るチャレンジを始めています。チャップリンは言いました。
「人生は寄りで見れば悲劇だが、引いて見ればそれは喜劇の一幕になる」
なるほど、そうであるなら今は(ピンチは)絶好の見せ場ではないか!という事で、
ここで諦めず、第4章、第5章と様々なチャレンジを展開していきます。
試行錯誤しながらもこの荒波を乗り越えてゆく様を、皆様も一緒に帆走していただけたらと思います。
3月からのコロナ禍で我々飲食店も大きな打撃を受けているのは確かですが、それでもテイクアウトを中心に少しずつ食材は動いています。しかし、宴会(飲み会)がすっぽり無くなってしまった事により、お酒だけは需要が減ったままで、日本酒に関しはほぼ動いていないのが現状です。飲食店中心にお酒を下ろしてくださっている酒屋さんや、地元の蔵元もこのコロナショックで大きく影響を受けているのが実態です。
「今日は何か(注文)ありますか?」
「すみません、今日も大丈夫そうです。。」
「わかりました。またよろしくお願いします」
そんな会話がここ数ヶ月毎日続いています。どうにか目の前のこの現実を変えていきたいのです。自分達の生き残りも大切ですが、ずっと支えて下さった酒屋さんと蔵元に何か出来る事はないか?それが私の願いです。
ここ伊那谷には日本酒の蔵元が10以上ある酒処です。当然地元では普段愛飲する安くて旨い日本酒は多数存在ます。今回ご紹介するのはその中でも、地元の酒屋さんがプライベートブランドとして地元の蔵元と共同で醸した日本酒です。「○○代」や「○祭」のような高級酒ではなく、普段気兼ねなく飲める、飲み飽きない味わいにこだわった日常酒、コンセプトはワインのような日常的ですっきりした味わい。それが「伯酔」です。
伯酔を飲んだお客様は「これどちらで売っているんですか?」と高確率で訊かれます。それほど飲み口が良く、また飲みたいと思わせる良酒です。日常酒でありながらここ伊那谷の地元の飲食店にしか置いていない、市場には一切卸していない幻の本醸造酒です。今回、クラウドファンディングのリターンとして特別にご提供出来る事となりました。
伯酔の名前の由来
『神様でも酔う旨い酒』
伯酔の大きな特徴はその製造工程にあります。通常蔵元は蔵の各ブランドの酒を作るのに一貫して製造を行います。ただ伯酔の製法は、どちらかと言うとウイスキーのように、蔵にある各原酒を杜氏であるブレンダーが調合し、理想の味わいまでいろいろなブレンドを試し完成に近づけます。
「もっと皆さんが気軽に飲めるワインのような旨い酒が作りたい」その想いから始まった伯酔の歴史ははや30年。酒屋さんと蔵元が紡いだ思い入れ深い、新しい感性が育んだ、新たな味わいとの出会いをお試し下さい。きっとまた飲みたいと思って頂けるものと確信しております。
原料となる原料米は長野県産の高嶺錦、ひとごごち、美山錦が主になります。中でも高嶺錦は最近復活させた古代米で、稲が長く硬い米なので生産性が低いのですがそのすっきりとした味わいが特徴で、伯酔の中でも重要な役割を担っていると言います。
冷やから熱燗でも50℃程度が一番美味しく感じる温度です。
刺身や焼き魚などの魚料理はもちろん。お肉にも合いやすい、コンセプト通りの食中酒としてお楽しみいただけます。
※勿論、伯酔はきりの実・唐子亭でもご利用いただけます。
店舗は2店舗「きりの実」と「唐子亭」があります。
きりの実ではキノコづくしコースを軸に黒毛和牛のステーキも楽しめるコースも含め3コースをご用意しました。また、きりの実は高台に位置する為、日中は中央アルプスの大パノラマを、ディナーは市内の夜景をお楽しみいただけます。
※両店共に店内で単品追加オーダーも可能ですので、お子様分は来店後でも注文を承れます。
HP https://kirinomi.com
きりの実地図
唐子亭では上質な信州牛焼肉を軸に旬の松茸を焼き松茸でお楽しみいただけるコースをご用意しました。店内は全て個室仕様で、落ち着いた空間でゆっくりとお過ごし頂けます。
※両店共に店内で単品追加オーダーも可能ですので、お子様分は来店後でも注文を承れます。
HPhttps://karashitei.rwop.jp
唐子亭地図
撮影協力
PHOTO:下宮伸一写真事務所 https://www.simomi.com
動画制作:映像演出ドットコム http://eizo-ensyutu.com
動画総合ディレクター:エイピース https://apiece.co.jp
プロジェクトオーナー
きりの実ダイニング