私は美齊津康弘と申します。10代の頃、若年性アルツハイマー病の母の介護をしていました。もう35年以上前の話です。当時はまだ三世代同居の家族も多く、私の様に子供が家族の介護を担うケースはまれでした。しかし、現代は核家族や一人親世帯が増えてきたため、親や兄弟が病気などでケアが必要になると、そのケアを子供が担うケースが増えています。ヤングケアラーといわれる子供たちです。今回、地域の方々にヤングケアラーの事をより深く知っていただき、ヤングケアラー支援に対する共感の輪を広める為に、講演会とコンサートを開催したいと思います。
ヤングケアラーについて知ろう!~講演会とコンサートで共感の輪を広げたい!~
日時:令和4年5月28日(土) 13:00開場
第一部 講演会 13:30~14:30
第二部 コンサート 14:50~15:50
場所:エコール御代田あつもりホール(長野県北佐久郡御代田町馬瀬口1901-1)
入場料:一般1500円・18才以下無料 (要予約・定員150名)
予約受付開始:4月1日(金) えんじょるのホームページより(https://enjorno.com)
エコール御代田
家族のケアを担う子供たちは、自覚するのが難しく、あまり周りに助けを求めません。何故なら家族の世話をする事は当たり前だと思っているからです。それに大好きな家族の弱いところを他人に見られたくないからです。でも子供の頑張りには限界があります。だから、子供が限界に達する前に、すぐ周りの人が支えてあげられる支援体制が必要です。
「おはよう。」「いってらっしゃい。」「今日は元気かい?」そんな普段の何気ない声かけが、苦しんでいる子供を孤独から救います。そして子供は「助けてくれる大人が近くにいる」と思えるだけで不安が大きく減ります。ヤングケアラーを助ける為には、支援制度や施策を整備する事も大切ですが、まずは地域の人たちがヤングケアラーの事を知り、普段から子供たちに「目と耳と関心」を向けることの方がもっと大切なのです。
今回企画している講演会では、ヤングケアラー支援に実践的に取り組まれている専門家をお招きして、地域の方々にヤングケアラーについて知って貰い、地域の方々は何ができるのかという話を分かりやすくお伝えします。そしてコンサートでは、二人の音楽家をお招きし、すばらしい歌と演奏で「人同士のつながりの大切さ」というメッセージを会場の全員で分かち合いたいと思います。多くの方が来やすいように一般の入場料を1500円(18歳以下は無料)とリーズナブルな料金にして、不足分をクラウドファンディングで補填する予定です。もし目標よりも多くの資金が集まれば、当日の入場料を更にお安くするとともに、次回の開催時に大切に使わせていただく予定です。このイベントには、大勢の地域の方々だけでなく、ヤングケアラーの当事者たち、元ヤングケアラーの方々、家族のケアを頑張っている介護者の方々にもお越し頂きたいと考えています。
今もどこかに、誰の目にも触れることなく押し潰されそうになっているヤングケアラーがいます。「ヤングケアラーを孤立させない社会」を築く第一歩として、私はこのイベントを多くの方に見て頂きたいと思っています。何卒ご支援のほどよろしくお願いいたします。
私は小学5年生から高校1年生まで、若年性アルツハイマー病の母を家で介護していました。学校から帰ると毎日徘徊していなくなった母を探しに行き、夜は排泄の失敗の後始末をしていました。ある時は自分の子供の顔も忘れてしまう母に怒りを覚え、暴力を振るったこともあります。涙を流す母を見て「自分は駄目な人間だ」と自分を責めました。当時は自分の弱い心や汚い心に毎日向きあって生きていかねばならず、助けてくれない社会も自分の事も嫌いになりました。その様な経験から、昔の自分と同じように今もどこかで苦しんでいる介護者を助けたいと思い、現在はケアマネジャーをしています。また私は、地域から孤立した過去があるからこそ、地域のつながりの大切さを強く感じています。そこで私は「苦難の中にある人を孤立させない社会を作る」という目的を掲げて、昨年ある企業と共に一般社団法人「生活互助支援の会」を設立しました。この法人では、私が開発した買い物ボランティアマッチングサービス「えんじょるの」というシステムを使って、地域の助けあいを広めるための事業をしています。今回のイベントは法人として初めての試みですが、ヤングケアラーが孤立しない社会を作るために、まずは多くの方にこのイベントを通じてヤングケアラーの事を知っていただきたいと思っています。
48歳の発病当時の母と48歳の私
関連紹介サイト:レタスクラブ コミックエッセイ(https://www.lettuceclub.net/news/serial/12309/)・NHK NEWS WEB(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211011/k10013298201000.html)
立教大学コミニュティ福祉学部福祉学科助教 一般社団法人ケアラーワークス代表理事 若年認知症ねりまの会MARINE代表 社会福祉士、介護福祉士、社会福祉学博士。
認知症専門のデイサービスで介護職として勤務。2009年、東京都練馬区において「若年認知症ねりまの会MARINE」の立ち上げに参画。若年認知症者のソーシャルサポートネットワークづくりを研究テーマに掲げ、地域福祉実践や研究を行っている。現在、立教大学コミュニティ福祉学部で教員をしながら、地域活動の運営に関わり、本人・家族への相談支援やつどいの実施、また、若年認知症の親と向き合う子ども世代のつどい「まりねっこ」の運営、ポータルサイトの開発を行う。一般社団法人日本ケアラー連盟理事・ヤングケアラープロジェクトのメンバーとして、ケアラー・ヤングケアラー支援について取り組んでいる。2022年2月より一般社団法人ケアラーワークスを立ち上げ、子ども・若者ケアラー支援に向けた活動を展開する。
音楽家・抽象画家として、20年間に渡り海外(ニューヨーク・ロンドン・ソウル・モスクワ)を拠点に活動し、現在は国内で活動中。古代曲から現代曲まで、枠に捉われずに独自の世界へと昇華させているその音楽は、国内外から多くの注目を浴びている。ナイジェル・ロジャーズ【イギリス:古楽演奏における第一人者テノール】、イエゴール・レズニコフ【フランス:キリスト教初期聖歌・古代音楽音響考古学の専門家・演奏家】に師事。英国大和日英基金主催コンサート、韓国DHホールコンサート、ロシアチャイコフスキー音楽院ラフマニノフホールコンサート、国立クレムリン大会宮殿チャリティーコンサート「絆」出演等、各地での演奏活動と共に、英国プログレッシブバンド「King Crimson」元メンバーDavid Crossとの共演CD「UNBOUNDED」(英国Noisy Records)を初め、様々なアーティストとのコラボレーションを展開。2018年8月6日イタリア・
1994年CD『Ocarina』
左 マキ・奈尾美 右 ホンヤ ミカコ
講師講演料・音楽家演奏料・交通費 220,000円
ボランティア弁当代・交通費 15,000円
会場・設備使用料 50,000円
チラシとプログラム制作代 35,000円
リターン品制作代 67,000円
ウエブサイトバナー制作費 11,000円
クラウドファンディング手数料(20%) 92,000円
合計 490,000円
①3,000円 イベント動画URL
②5,000円 イベント動画URL、ホンヤ ミカコまたはマキ・奈尾美 サイン入りCD どちらかお好きな方を1枚
③10,000円 イベント動画URL、ホンヤ ミカコ サイン入りCD1枚と、マキ・奈尾美 サイン入りCD1枚
④50,000円 イベント動画URL、ホンヤ ミカコ サイン入りCD1枚と、マキ・奈尾美 サイン入りCD1枚、
ホンヤ ミカコとマキ・奈尾美からお好きな歌1曲を特別演奏した動画を贈呈
一般社団法人生活互助支援の会
【後援】御代田町
御代田町社会福祉協議会
【協賛】一般社団法人ケアラーワークス
株式会社クーバル
プロジェクトオーナー
一般社団法人 生活互助支援の会