78%
唐突ですが、14年前の出来事。新規事業の思い出をお話します。
プレミアムノート 「UNIVERSAL NOTE」の商品企画
(今やノートといえばPCをイメージしますが紙製のノートです。)
プレミアムスポーツカーのようなノートを作りたい!
と思い立ち、個人で企画を立てました。
ターゲットは30代ビジネスパーソン
メッシュグリルを模したエンボス地の表紙
真紅のレザーシートをイメージした見返し
本紙には公式文書やレターヘッドに用いられる透かし入りの書簡用紙
方眼罫線はフランスの伝統色 ブルー・ジタンで印刷
製本は堅牢な上製本(ハードカバー)仕様
書くことで想像力が掻き立てられるような
まさに贅を尽くしたノートでした。
税務署に個人事業主の届け出を出し弥生会計ソフトを購入し自作のウェブで販売を開始しました。
ただし当時はガラケーの時代。SNSも日本ではまだ普及前で発信ができません。
クラウドファンディングも日本にはありませんでした。
(ちなみにクラファンが日本で初めて提供されたのは2011年と言われています)
毎日マンガ喫茶やコーヒーショップを転々とし調べ物と企画を練る日々。
しかし独力では限界がありました。
私財を投じての事業でしたのでノートの制作だけで資金が尽きてしまい
世の評価を受けるまで続けることができませんでした。
その後、大手メーカーからプレミアムで高価格帯のノートが次々と発表されました。
自分の目利きは見当違いではなかったことが、せめてもの慰めでした。
商品をつくり、欲しいと思ってもらい、人様からお金を頂戴することは並大抵のことではありません。
事業構築のメソッドを学び、己を俯瞰し、ネットにはない生の意見を言ってくれる
仲間と場が必要であるとこの経験から学び、TERMINAL51°プロジェクトへとつながっています。
社会が変わり続ける以上、企業も変わり続けなければなりません。
新規事業(改革)は企業が避けては通れない課題だと言えます。
TERMINAL51°がより良い未来を目指す人々にとって壁打ち道場のような場所になることを願っています。
※UNIVERSAL NOTEはTERMINAL51°施設内で販売します。
プロジェクトオーナー
水島 康明