古陶への挑戦「穴窯の炎の再現」 伝統技法、輪積み捻子立ての継承と 自然釉の魅力を追求するプロジェクトです。

古陶への挑戦「穴窯の炎の再現」
プロジェクトオーナー

塙 幸次郎

挑戦する人 伝統文化 文化・芸術

42%

  • 現在
  • ¥630,000
  • 目標金額
  • ¥1,500,000
  • 購入口数
  • 8口
  • 残り日数
  • 終了
このプロジェクトは、目標金額達成の有無に関わらずリターンをお申込みいただくとプロジェクト成立となります。
プロジェクト概要 ― 日本で千年続く炎の仕事を応援下さい
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★平安時代から伝わる、成形技法(輪積み捻子立)による器の製作とその器が持つ様々な魅力を広めていきたいと思っております。
日本で千年の歴史を持つ無釉自然釉の焼物を21世紀の現代から未来へ繋げる橋渡しの仕事です。
木の板を右手に左手とで土を挟み、人間が回りながら引き上げる、そのような輪積み捻子立て技法は、越前では、故・藤田十良右衛門先生が平安時代から脈々と伝承してきましたが、現在では、伝承が危ぶまれております。
この長い歴史の中で伝わる伝統技法による成形は、ロクロでは再現できない、おおらかな形が魅力です。
この仕事を是非、次世代へとつなげていきたいと思っております。
私共は、この技法でぐい呑みから茶碗や大きな壷・鉢まで作ります。
そして焼成には特にこだわります。古い陶器の様々な焼上がりから、焼きにくい窯に味わいのあるものが誕生するという、窯の原点に立ち返り、独自の激しい還元炎での焼成は、他で再現されない深い色合いの景色を作り上げます。
注いだ瞬間に、お酒やお茶の味が一変する、この器の素晴らしい特徴と炎によって描かれた自然釉の景色の美しさをお楽しみ下さい。
焼物を通じ日本文化の一隅を照らす、この炎の仕事にお力を頂けますようお願い申し上げます。

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プロジェクトへの想い
穴窯による焼締陶は、唯一無二の自然釉の深い色合いとその特質(保温、保冷力)魅力が愉しめることから、多忙なる現代の暮らしに憩いをもたらし、世界に独自の文化として誇れる焼物です。
ゆっくりしたリズムと時間中から生まれる、この焼物の魅力と味わいを多くの方に伝えたいと思っております。
日本では、盛られた食材や花などを活かす器。素材と器が融合し百点となる、未完の美を大切にしてきました。
完成された器を求める西洋の焼物文化とは異なり、日本独自の美意識と感性が世界にない独自の文化を生み出します。
私共は、その魅力をさらに推し進め、自然釉という窯の中で舞い落ちた薪の灰が熔けた景色の美しさを再現します。
ロクロや機械生産では表現できない、ぬくもりある成形と八日間、二千束のナラの薪を燃やし炎とせめぎあいながら造り上げる焼物の景色には、自然界の森や河にも似たゆらぎや安心感を感じます。
現代社会では、便利なもの、効率や合理性を中心とした物作りが大半を占める時代、そこでは得られない用だけでない、触れて、見て、ずっとそばに置きたい思いを抱かせる器です。
そんな、道具の域を越え、心の喜びや満足を感じる器が、この手仕事の目的であり、多忙なる現代の暮らしに憩いをもたらし日本文化や美意識の原点を呼び覚ます、この炎の技を、次世代にも伝えていきたいと願っております。

この作品の特徴と魅力
一つ一つの作品が手作りで、三十余年の経験実績から独自の穴窯焼焼成で生み出される、世界中で「一つしかないonly one!」ですから、同じものを持つ人が居ない点は選び手、使い手自身の審美眼への自負や満足感を得て頂けると信じます。

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CFで資金調達が必要な理由
製作から販売までの時間と完成までの様々なリスクが多い仕事で、特に原発事故以来、薪の汚染が近県から長野にも及び、大量の薪(二千束)の事前確保が厳しい昨今、必要な経費と事前の作品のニーズを頂くクラウドファンディングでお力を頂けることで仕事が一歩前に進められます。

リターンにつきまして
作品を通常より安くお使い頂ける焼物購入券等をご用意致しました。
又、焼物を通じての日本文化の魅力などの講演会やお役に立つことがありましたら、お声かけ下さい。

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これまでの活動
1950年東京生まれ
1971年グラフィックデザインの仕事で渡仏
1973年テキスタイルデザイン会社入社
1977年デザイン会社設立、壁画、ガラスペイントの仕事に携る
1980年より丹波、越前他で焼物を学ぶ
1982年陶壁製作の仕事に従事
1984年鳥取に登り窯築窯。
1986年信州新町、現在地に穴窯築窯。
その後個展を中心に活動して参りまいりました。
これまで長野県では、八十二銀行文化財団ギャラリー、信州新町美術館、安曇野高橋節郎記念美術館主屋個展(12回)、松代山寺常山邸、ながの東急ほか。神奈川港北東急、秦野宮永岳彦記念美術館併設ギャラリー展(3回)他、都内ギャラリーや千葉、岐阜、金沢、富山、高知のギャラリーなどで個展活動。
2002年には全国税理士共栄会文化財団より「焼締陶を通じての伝統工芸の継承と発展」にて助成、顕彰。
2014年からはSBCラジオ「武田徹つれづれ散歩道」にて焼物と日本文化の話題で隔月出演。
東京青山小学校。長野市内小学、高校、美術専門校、市公民館、ロータリークラブほかでの焼物と文化に関する講演や製作実演。

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窯焚きビデオ
https://www.youtube.com/watch?v=sEdvVJxR
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ロクロを用いない成形と大きな穴窯で、ナラ薪二千束を8日間ほど燃やして焼き上げます。
窯の中で舞い落ちた灰が、ガラス化して自然釉となります。
その深い色合いと、落ち着いた景色は山や川と自然界の景色に通じます。
野の花や、食材を引き立てる器です。
ホームページhttps://kojirob.wixsite.com/kojiro-ban
facebook  塙 幸次郎  https://www.facebook.com/kojiro.ban
 
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安曇野高橋節郎記念美術館主屋での展示(毎年開催)

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侘びた仕上がりの焼締陶、焼色も窯の場所やその仕上がりで様々な色合いとなります。
(薪の灰が焦げ付いて鹿が駆け上がる模様に)


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自然釉越前角花入

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       備前茶碗

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家灯り